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■みなみ十勝・太四郎の森 2016/05/30       


――山に残雪模様が残るうちは、農作業も油断がならないのです・・・。
地元の方が、ふと呟きました。


【遠足茶会】


近藤美知絵先生をお迎えして開催される「お茶を楽しむ会」に先立って、
「遠足茶会」が行われました。

道具の準備、所作、片付けまで。
身も心も自然と一体化させて、あるべきお茶の姿を、感じ取る。
こころを解きほぐして、和やかな空気の流れる中の、厳しい修練の場。
それが「遠足茶会」なのです。




流儀・流派を持たない覚悟に貫かれた近藤先生の所作には、
自らを棚上げしない、一期一会の洗練があります。

臨機応変・自由自在に、自然茶との最良の出会いを模索する。
体験から培われた、その場その場の空気に寄り添うお話は、
居合わせた方々を、爽やかな感動に包み込むのです。


遠足の地、太四郎の森は、
頬を切る雪解け水の冷気が谷間に吹き込んで、
せせらぎに寄り添う東屋でのお手前も、
「野ざらし」の過酷な試みに変貌していました。

――ここは渓を離れて、それぞれ場を探して、
お茶を味わってみてはいかがでしょうか。

皆が一緒に暖を求めてお茶を頂いたのでは、「施しのお茶」になってしまう。
あくまでもご自身で、自然茶と向き合ってほしい・・・。


近藤先生の慈愛に包まれて、新緑の森の木洩れ日の中で、
参会者はばらばらに、お茶を味わっている。

伝えてゆく事の試練と、伝わってゆく喜びと共に、
探し求めたその場所で、自然茶の香りを聞く。

背景には、残雪の日高山脈がくっきりと輝いていました。




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