www.chakoan.com                        【茶戸庵】 since 2002
「心を鎮める」アシリ・レラ=「カムイノミ」


「カムイノミ」とは、アイヌ民族に伝わる神事。
自然界の様々な事象には生命が宿るという言い伝えを、
アイヌの人々は守って暮らしております。
人と自然界の生命との調和を保ち、
友好的な関係を結ぶための祈りが「カムイノミ」なのです。

ここは音更町千畳敷公園。
町役場の裏山は、もともとアイヌのシャチの在った処。
その森の一角で、今朝は二風谷から招いた、アシリ・レラさんの「カムイノミ」が執り行われました。

アシリ・レラ(山道康子)さんのアシリ・レラとは「新しい風」の意。
アイヌモシリ一万年祭の中心としてご活躍されている事等については、
ネットをご参照ください。

http://outfront.jp/news-vol6-rera-jp.html

アシリ・レラさんから、「アイヌの叡智を学ぼう」。
と開催された今回のワークショップの合間。
二十人余りの方々が、森のカムイノミに参加いたしました。


炉を組んで、お花やお供物が用意され、お酒を器に満たし、いよいよカムイノミが始まりました。

参会者の思いや供養の願を記した用紙を、一人ずつ、ていねいに祈りを込めて火に翳します。

レラさんが、ひとりひとりの思いを黙読し、カミに仲介するのです。
 

すべての方々の供養が済むと、次にお供え物を、またひとつひとつ祈りを込めて捧げます。
そして最後に「イナウ」が、かがり火の中にくべられ、
供養の願は、炎と共に中空に舞い、カミのもとへと届けられるのでした。
 

そうして、カムイノミは無事終了し、
捧げられたお供物を、皆さんでたのしく頂きました。
公園の森の中のカムイノミは、
レラさんの祈りの力に導かれて、その炎と共に、
わたしたちの暮らしの中から遠のいている「記憶」を、
微かに呼び起させてくれるようでした。

それが何であるのかは、人それぞれでしょう。
しかし、燃え盛る炎を見つめながら、誰もが、
今在ることのへの感謝の気持ちを実感していました。

■祈りの後は、
素敵なタンザニアダンスが捧げられました。


室蘭から駆けつけてくださった、レイコさんのタンザニアンダンス。
笛と太鼓のリズムに、腕に纏ったサルの毛皮が羽のように揺らぎます。
森の木々の中に、波動が伝わってゆきます。
そのリズムとゆらぎの中で、人々はもちろん、
森の精霊たちも、気持ちが洗われて、一体感が醸し出されるのです。


 ■お茶のお店  ■お茶のはなし  ■店主ブログ  ■自然茶への旅
Copyright c 2002-2016 Chakoan. All rights reserved.